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お母さん必見!〜母乳とむし歯の関係〜

      2017/09/03

なるべく子供を母乳で長く育てたい…
夜間授乳がやめられない…

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育児には様々な悩みがつきないですよね?今回は母乳と虫歯の関係について説明します。

1,母乳は虫歯の原因になるの?

「母乳が原因で虫歯になることは稀です!」

「虫歯の原因=砂糖」は有名な話ですよね?

実は母乳の中にも砂糖(乳糖)が含まれています。しかし、母乳に含まれる砂糖(乳糖)は虫歯が栄養になりにくく直接の原因にはなりません!

上の写真は、母乳で虫歯になってしまい歯科医院でむし歯進行止を塗った歯です。前歯が虫歯だらけですよね?

2,じゃあ何で虫歯が出来るの?

「母乳が主な原因ではありません!」

よく、保護者が「夜間授乳がやめられなくて…前歯が虫歯になってしまいました…母乳が原因ですよね?」と質問される方がいます。よく思い出してください。実は母乳を飲む前に何か食べ物をあげていませんか?

「赤ちゃんの虫歯の原因は,実は母乳と一緒にあげる離乳食が原因であることが多いです!」

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母乳と違い、ジュースやお菓子などはむし歯が繁殖する最高の餌となります。

夜寝てる時は唾が出なく、口の中は細菌が繁殖しやすい環境です。朝おきたら口が臭いですよね??これは夜の間に細菌が繁殖した事が原因です…

赤ちゃんも起きている時に食べた離乳食が原因で夜中にむし歯菌が繁殖します。

そこにまた、夜間授乳することでさらに菌が増殖し、むし歯が繁殖します。母乳はむし歯になりにくい成分ですが、このように、もともと細菌が多い状態ではむし歯の原因となってしまいます…

3,虫歯にならないようにするには?

「小児歯科学会では次のような予防法を提唱しています」
<参考サイト:母乳とむし歯-現在の考え方

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「上の前歯が生え始める前までは母乳や離乳食の与え方と口の清潔に余り神経質になる必要はない。しかし、前歯が生えてからは母乳と食物残渣が歯の表面に残らないよう「口のケア」が大切である」

としています。また、次のようなことも注意する必要があります。

1)上の前歯が生えたら離乳食後に指に巻いたガーゼや綿棒で歯を清拭する。1歳過ぎの年齢では、離乳食後に丁寧に歯を磨く。離乳食後ごとに磨くのが理想であるが、難しいようなら夕食の離乳食後にしっかり磨き、他のときは水またはお茶を飲ませ、すすぎの効果を得るようにする。

2)第一乳臼歯が生え始め、噛みつぶしができるようになる離乳の完了頃には様々な食品を食べるようになる。歯の表面に砂糖を含む食物残渣が残っているところへ母乳が加わるとむし歯のリスクがとても高くなる。したがって、この時期を過ぎても母乳を与える場合は歯の清潔に特に気を配る必要がある。

3)早い時期からミュータンス菌が多くてむし歯になりやすい子どもが存在する。1歳以降に母乳を与えている場合は、一度小児歯科を受診し、むし歯になりやすいかをチェックしてもらいたい。

としています。

簡単にまとめると…小児歯科学会では次の3つが重要だとしています!

1)夜寝る前は歯をしっかりと磨いて、食べカスが残らないようにしましょう!

2)奥歯の大きな歯が出てきたら、むし歯のリスクが急激にあがります!さらに気をつけて歯を磨きましょう!

3)元々、むし歯菌が多い子供がいます、長く母乳を飲む場合には、歯医者さんでむし歯になりやすいかチェックしてもらいましょう!

4,母乳によるむし歯のなり方

「母乳によるむし歯は上の歯がむし歯になりやすいのが特徴です!」

母乳を飲むときは舌を突き出し、乳首を上顎に押し付けてしごいて飲むので、上の前歯に母乳が付着しやすいです。したがって、飲みながら眠ると母乳が上の前歯の周囲に停滞し、しかも夜間には唾液の分泌が減少するのでむし歯になりやすいです。

下の前歯は舌で覆われているので母乳の付着は少なく、さらに唾液によっても洗い流されるのでむし歯になりにくいです

<参考文献:母乳とむし歯-現在の考え方>

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上の歯が虫歯なのに、下の歯はむし歯になっていませんよね?これが典型的な母乳によるむし歯のなり方です。

5,むし歯を防ぐ、歯磨きの仕方!

歯磨きの仕方がわからない…そんなお母さんは是非見て下さい!

 - 小児歯科, 虫歯